栂池自然園は中部山岳国立公園内で標高1900mに位置する日本有数の高層湿原があり、様々な動植物を観察することができます。1週約5.5kmの遊歩道が整備されており、四季折々の高山植物や、白馬岳をはじめとする北アルプスの山並みを楽しむことができます。
6月1日栂池自然園が開園を迎えるころには、園内の各所でミズバショウの群生が見られます。リュウキンカやシナノキンバイがミズバショウに寄り添うように咲き、雪解けが進むと、シラネアオイ、キヌガサソウ、サンカヨウなどが次々と可憐な姿を見せてくれます。
7月に入り、園内の木道にほぼ雪がなくなるころになると、夏の花が盛りを迎えます。ニッコウキスゲをはじめ、ヒオウギアヤメ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンポウゲ、ゴゼンタチバナなどが園内のいたるところで見られます。また下界は真夏の暑さでも、標高1900mの栂池自然園は別世界!日中は過ごしやすく、朝晩は肌寒くなるほどです。
園内のお花が一段落する9月からは紅葉シーズンが始まります。草の葉達が一足早く色を変え、草紅葉として山肌を染めていきます。やがてナナカマドやダケカンバが紅や黄色に染まり、10月初旬には園内がまさに錦秋に彩られます。運が良ければ、白馬岳の冠雪から自然園の紅葉、そしてふもとの緑まで三段紅葉のグラデーションが楽しめます。
2017年に全面改装した栂池自然園入り口にあるビジターセンターは自然園の動植物や地形に関する資料の展示はもちろん、ボルダリングやスラックラインなどのアクティビティもあります。お天気が悪くて、自然園の散策はちょっとという、お子様連れのお客様やご年配のお客様でも安心してくつろげるスペースとなっています。
雨飾荘では栂池自然園までのゴンドラ、ロープウェイの往復乗車券の付いた、「パノラマ券付きプラン」もございます。当館からゴンドラ乗り場まではお車で約40分。無料の駐車場のご案内もしております。詳しくはこちらから